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日本人の昔からの生活文化、特に暮らしとモノとの
関わり方というものが、今世界から注目を集めています。
倉敷美観地区は、江戸時代からの風情を残し、昔ながらの町屋の生活文化を色濃く残しながら、その中心にある大原美術館や、その周りにある多くのギャラリー等から芸術や文化の発信を行っています。 |
歴史的にも民芸運動との関わりも深く、現在においても、民芸運動時代の作家や現在の作家による優れた
生活具としての作品を日常の中に取り入れ、大切に使い、生活されている方が多くいらっしゃいます。
そんな粋でおしゃれな倉敷ならではの町屋の生活スタイルこそ、
日本に、また世界に伝えていきたい文化そのものだと考えます。
そこで、器、椅子といった生活の中では欠かせないアイテムにスポットをあて、
それらの名品、新作を倉敷の町全体で展示、発表することで、モノと暮らしの関係を浮き彫りにし、
新しい生活スタイルの提案をしていけるのではないかと考えました。
その試みの一つである、器をテーマにした「暮らし器展」をこの春開催し、好感触を得ました。
今回の「暮らし木展(椅子展)」は、この「暮らし器展」の姉妹企画として位置づけられるものです。
特に椅子は道具としての機能性だけでなく、
造形面でも審美性を強く求められる、生活具の中でも特異な存在です。
日本の長い生活文化の歴史にあってまだ新しいアイテムだと言えると共に、
これからの新しい日本の生活文化スタイルの構築には欠かせないものだと言えます。
今回「椅子展」を、日本のアーツアンドクラフトとも言える、民芸運動の影響を色濃く残す倉敷の町で開催し、
日本情緒豊かな町並みに中で、上質で、意欲的な作品に触れてもらう事は、
新しい椅子の魅力の発掘という意味でも、とても意義のある企画だと言えるのではないでしょうか。
そして、「春の暮らし器展」、「秋の暮らし木展(椅子展)」を続ける事で、展示会を通して、
生活文化の発信という、新しい倉敷の魅力の側面を作り出す事が出来ると考えています。 |

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