今日の「木展」 / 秋の「暮らし木」展 - オフィシャルウェブサイト
秋の「暮らし木」展|本町通り他、倉敷美観地区内各会場|2006年11月7日(火)〜26日(日)

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今日の「木展」/Today's Official Report

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名前:堂本 裕樹
出身:倉敷市
職業:Adventurous Designer
第6日目
10月29日(月曜日)
会場の天気

◆「言葉」その「意味」

カナダより今年も秋の暮らし木展ウェブサイトを制作させていただきながら
今回のイベントや展示内容、様々な写真や原稿が送られてくるたびに思うのが、
倉敷美観地区での今年の秋の暮らし木展に行けない事が残念で仕方ないです。

特に、酒樽を再生させて椅子にすると言った斬新な発想。
こんなに面白い展示は日本だけではもったいない気すらします。

暮らしの中にあるものを再利用して新たな命を吹き込む。

これは世界中の何所にも共通する、人類にとってとても大切な行為であり、
そのサイクル、その輪がより一層世界中に浸透して欲しいと皆が願っていると思います。

モノを再利用する事は勿論とても素晴らしい事ですが、
先日トロントでそれとはまた違った素晴らしい発見をしました。

こちらも紅葉の季節になりトロント最大の公園、
「HIGH PARK」へ先日出かけた時の事でした。

公園内には至る所に沢山のベンチが点在しており、
その数はきっと数百脚といった多くの数だと思います。

トロントが公共のベンチとして設置してあるモノもあれば、
そのベンチとは違ったデザインのモノもあちらこちらに。

いったい何が違うのかと思い、別のベンチ達に近寄ってみると。

背もたれの部分には文字の刻まれた小さな金属のプレートが埋め込まれてあり、
そのそれぞれのプレートごとに違う下記のようなメッセージが記されていました。


IN MEMORY OF VERONIKA EMILE 1941-1983
「SHE LOVED THE PARK」-「彼女はこの公園を愛していました。」


KRISTOPHER JHON BENWELL 1973-1996
「AT PEACE WITH NATURE」-「自然と、平和を。」


IN MEMORY OF MY BELOVED HUSBAND 1926-2001
「BEST FATHER, GRANDFATHER&FRIEND」
私の最愛の夫を追悼して「最高の父であり、祖父、そして私の友達。」


これは先に亡くなってしまった故人の家族が、生前に故人と一緒に過ごした
この公園にベンチを寄付しそこにメッセージを残したもののようでした。

そのどれもに普段、私たちが知らず知らず忘れてしまっている、
シンプルでありながら「愛」のある大切な言葉の数々が刻まれていました。

ベンチに座るときには必ずそのメッセージが目に入り、
とても優しい気持ちになりゆっくりとベンチに腰を下ろすことが出来ました。

まるで、その言葉。
その気持ちに包まれているように。

何気ない愛のある「言葉」その「意味」を、
後世に、繰り返し繰り返し伝えゆく事。

そして私たちがその意味を理解すること。

それはモノを繰り返し再利用する事と同じく、今、私たちが生きている
この時代、この世界にとって大切な事なのではないかと心から感じました。

秋の暮らし木展、そして椅子を通して私はまた新たに
とても素晴らしい事に気づかせて貰う事が出来ました。


カナダ、トロントより願いを込めて。




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